ガラスに魅せられて〜Glass World〜

マジックミラーの窓は特別な掃除方法をするべき?

不思議な鏡・メガネ

片側から見ると鏡のように見えるものが反対側にまわるとガラスのように見える。窓ガラスなら室内からは外が見えるのに、外部からはその窓ガラスが鏡のように見える。
マジックミラーはハーフミラーとも呼ばれるもので、なんとも不可思議な性質を持っています。プライバシーの保護はもちろんのこと、サングラスなどにも応用されていますから、誰でも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
名前からして不思議な感じのするマジックミラーですが、その構造自体は特殊なものではありません。通常のガラスであれば、どちら側から見ても基本的には常に反対側が透けて見えますし、逆に鏡であれば反対側から見ても鏡の裏しか見えませんし、表面から見ても反対側が透けて見えるということもありません。
マジックミラーはガラスと鏡の両方の性質を併せ持ったものですが、構想はいたって単純で、反対3側が透けて見えるほど薄くした鏡だと考えればわかりやすいのではないでしょうか。

鏡は通常ガラス一面に銀やスズなどのメッキを貼ることで光を反射します。このメッキが薄く、透けて見えるのがマジックミラーというわけなのです。
さてこのマジックミラーですが、掃除する際にも特殊な方法や機材が必要かというと、これはまったく必要通常のガラスと同じということになります。表面は通常のガラスとなんら変わりありませんから、一般的なガラスクリーナーなども使うことが出来ます。逆にマジックミラー専用のクリーナーなどが販売されていたなら、それはたぶん専用効果や特殊性のない製品であると思われます。
実際のところマジックミラーは、暗いほうから明るいほうが見えるようになっており、裏表というのもありません。通常のガラスも光の加減によって鏡のようになることがありますが、それと同じと考えれば良いでしょう。当然、掃除の仕方もまたガラスや鏡と同様で、汚れていれば綺麗にふいておけば良いということになります。